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2009年06月29日

59.別れ・・・そして夢へ(17)

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恭子はしおりの鼻を人差し指で撫でながら、

「私もね、協力してくれた人や、応援してくれた人たちのために全力を注いできた気がするけど・・・。やっぱり、最後の最後、今はね・・・自分が納得できる結果が欲しくて、必死で走ってると思う。」

はるかは黙って恭子の話を聞き続けている。

「でもこれからは、この子と・・・顕児クンとの時間をめいっぱい生きてみたいと思うの。」

恭子はしおりをテラスの床に立たせて自分も席を立ち、しおりと手を繋いだ。

はるかは恭子を見上げている。

「色々あったけど。でも、モータースポーツと出会えて幸運だったと思う。」

「はい。」はるかも頷いた。

「あと3戦・・・、あなたの記憶に残るようなレースをしてあげる。もちろん、私のためだけどね。」

恭子はそう言って笑うと、テラスを降りてピットに向かってパドックをゆっくりと歩いて行った。

恭子としおりの親子2人のシルエットが、はるかの目に強く焼き付いた。

               (完)





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posted by 北乃 道晴 at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 059.別れ・・・そして夢へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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