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2009年06月29日

59.別れ・・・そして夢へ(14)

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宮城もタイムチャートを睨みつけたままだ。

セクター1で、恭子はそれまでのベストタイムをいきなり0.5秒短縮した。

「まだ縮められるのか!?」誰もが騒然としてピンクのヘルメットに注目している。

さらにセクター2で累積0.8秒まで短縮。

恭子に続けて、トップチーム3台のマシンが最後のタイムアタックを開始した。

セクター3でとうとう恭子は1秒以上のタイム短縮に成功していた。

「信じられない・・・。」ミヤギGPのチーフメカニックですら唸ってしまった。

場内アナウンスが叫んだ。

「出たぁ!キョーコ・カドヤがトップタイム!」

しかしまだ場内に歓声は上がらない。

「続いて・・・フィオーレ、現在2位!0.5秒及ばず!」

「さらに・・・、タヨタ・・・。ああっと3位だ、フィオーレに0.1秒届かない!」

「そして最後のマシンだ!ホワイトGP・・・ああ、だめだ!ミヤギGPに0.4秒及ばず!2位確定だ!」

このアナウンスの瞬間、場内が大歓声に包まれた。

「よっしゃ!」しおりを膝に乗せてテレビモニターを見つめていた角谷がガッツポーズを小さく決めた。

「まーま?ゆうしょ?」しおりが角谷の顔を覗き込む。

「そうそう、まーまが1番だよ。」角谷がしおりに頬擦りしながら笑った。

モーターホームの片隅に飾られている顕児の写真も微笑んでいるようだった。



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posted by 北乃 道晴 at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 059.別れ・・・そして夢へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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