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2009年06月29日

59.別れ・・・そして夢へ(11)

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「まだ走れるうちに、1年だけF1にチャレンジさせて欲しい。」
これには宮城も驚いた。

しかも恭子の決意は固かった。

何度かのテストを行い、恭子の実力の高さを宮城は再確認した。

恭子と顕児の娘、しおりが2歳を迎えた年に、1年間だけなら活動できるだろうと、宮城、恭子、白鳥家、角谷家で判断し、恭子のF1参戦が決まった。

そして、シーズン開幕と同時に恭子の快進撃が始まった。

「今年1年しかない。」この背水の陣に身をおいたエントリーが、恭子の集中力をさらに高めた結果でもあった。

「果たせるはずだった顕児の夢、宮城の夢を私が取り返す。」

それこそが、F1でのワールドチャンピオンシップ獲得だった。

そして、恭子が幼い頃にはるかから受け継いだ「人類初」の夢、恭子にとっては女性ドライバーによるF1ワールドチャンピオンへの最後のチャレンジでもあった。

「さっき、カートマガジンの竹田さんが来てたよ。絶対に結果を出してくれって。」宮城が嬉しそうに呟いた。

「やはり、立ち止まっちゃいけないんだろうな。」

「ええ。でなきゃ、顕児クンが頑張ったことも無に帰しちゃう気がするんです。」恭子も同意した。

22歳最後のチャレンジは大勢の仲間たちの思いも詰まったチャレンジだ・・・と、この1年間、恭子は自分に言い聞かせ続けてきた。



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posted by 北乃 道晴 at 08:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 059.別れ・・・そして夢へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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