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2009年06月28日

59.別れ・・・そして夢へ(9)

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公式練習を終えて、宮城と恭子はモーターホームの中のカフェコーナーに座っている。しおりも恭子の傍を行ったり来たりしながら、角谷夫妻と遊んでいた。

「大きくなったよなぁ。いくつになったんだ?」宮城が恭子に聞いた。

「先月3歳になったばかりですよ。」恭子がしおりに向かって笑顔で手を振りながら、宮城に答えた。

「早いもんだなぁ・・・。」

「そうですね。いろんなことが一杯ありましたもんね。」恭子がぼんやりと遠くを見つめて言った。

「でも、まさか恭子ちゃんとこうやって走れるとは思っていなかったよ。」宮城がため息をついて言った。

「感謝してます。たった1年だけってお願いだったのに。」

「去年テストして確信したからね。絶対いけるって。」宮城が恭子を見つめた。

「私と、宮城さん、そして顕児クンがやり残したことがありましたからね。」恭子はそう言うと、

「絶対にそれを実現しないと。」

「俺、無理させてるんじゃないか?まだ。」宮城が心配そうに聞いた。

「しおりちゃんの傍にずっと居てあげて貰った方が良かったんじゃないかって、まだ思うことがあるよ。」

「一昨年のこともありますしね・・・。私も、今でもまだ不安はありますよ。でも、結果を出しておきたいんです。しおりのためにも。」

意志に溢れた表情で恭子が言った。



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posted by 北乃 道晴 at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 059.別れ・・・そして夢へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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