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2009年06月28日

59.別れ・・・そして夢へ(7)

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多くの招待客が行き交うパドック。日本グランプリだけに、日本人が大半だ。

「ばーぁば、こっち、こっち。」小さな女の子が転びそうな勢いで走り回っている。

角谷と、顕児の母親がその女の子の後を、のんびりと付いて歩いていく。

「転んじゃうよ。」顕児の母親が笑っている。

「白鳥さんのところはまだ来てないんだな。」角谷が言った。

「今日の夕方には着くって言ってましたよ。」

「そうか。まだ、今日は予選だしな。」角谷が周囲を見回しながら言った。

ミヤギGPのモーターホームの前で、ピットの方へ歩いて行く宮城と、走ってくる小さな女の子が鉢合わせになった。

「あ、みーやん、みーやん!」小さな女の子が宮城を見て笑っている。

「おお?あれ、じーじとばーばはどうした?」宮城がその小さな女の子の目線まで腰を下げて聞いた。

「あっち。来るよ。」

小さな女の子が指差す方向に宮城が目線を送ると、角谷と顕児の母が会釈しているのが見えた。

「よーし、みーやんと見に行こうか?」と言いながら、宮城がその女の子を抱き上げてピットに入っていった。

「あ、宮城さん。ちょうど良いところに。」メカニックが声をかけた。

「何かあった?」宮城が女の子を抱いたまま答えた。

「カドヤが、最高速をもう少し上げたいと言って来てるんです。」

「ウィングを寝かせろってか・・・。あまり効果ないとは思うけど・・・。2〜3周試させてみてよ。」宮城が答えた。



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posted by 北乃 道晴 at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 059.別れ・・・そして夢へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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