株式会社小学館集英社プロダクション
↑「ヘヴン」掲載中!一括で読めます。

ブログ内の検索


2013年03月12日

トップページ

人気ブログランキングへ
<ご報告>

 処女作である本ブログ「ヘヴン」が、H21日本文学館出版大賞ノベル部門特別賞を頂きました!

 サイト訪問者の皆様に感謝いたします。

 また、2011年初旬に電子書籍化!されることになりました。それまでの間、全ページ無料で読めます♪。

 2作目の落天rakutenの砂時計も是非読んでみてください♪

                                管理人


(注記)本作を最初からお読み頂く場合は、左の「カテゴリ」の順に読み進めてください。





013.jpg



<--
更新:2013-03-12 20:35:57









-->
posted by 北乃 道晴 at 20:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 999.papacchiの戯言 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月29日

59.別れ・・・そして夢へ(17)

人気ブログランキングへ

恭子はしおりの鼻を人差し指で撫でながら、

「私もね、協力してくれた人や、応援してくれた人たちのために全力を注いできた気がするけど・・・。やっぱり、最後の最後、今はね・・・自分が納得できる結果が欲しくて、必死で走ってると思う。」

はるかは黙って恭子の話を聞き続けている。

「でもこれからは、この子と・・・顕児クンとの時間をめいっぱい生きてみたいと思うの。」

恭子はしおりをテラスの床に立たせて自分も席を立ち、しおりと手を繋いだ。

はるかは恭子を見上げている。

「色々あったけど。でも、モータースポーツと出会えて幸運だったと思う。」

「はい。」はるかも頷いた。

「あと3戦・・・、あなたの記憶に残るようなレースをしてあげる。もちろん、私のためだけどね。」

恭子はそう言って笑うと、テラスを降りてピットに向かってパドックをゆっくりと歩いて行った。

恭子としおりの親子2人のシルエットが、はるかの目に強く焼き付いた。

               (完)





ヘヴン TOPへ

posted by 北乃 道晴 at 23:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 059.別れ・・・そして夢へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

59.別れ・・・そして夢へ(16)

人気ブログランキングへ

「ダメよ、私なんかを目標にしてちゃ。もっと上を目指してもらうんだから。」恭子がピシャリと言った。

「もっと・・・上ですか?」ため息でもつきそうな声ではるかが答えた。

「ワールドチャンピオンを何度も取り続けて、あなたの後輩に目標を残してあげなきゃ。」しおりに頬擦りしながら恭子が言う。

「そんな先のことまで・・・。」はるかは、荷が重いと言わんばかりの表情だ。

「そう。今までだって、あなた自身がそうして来たんじゃない。小学4年生の時の気持ち、忘れちゃったの?」

はるかは小学4年生の時に、F1日本グランプリでBMMに直談判し、育成プログラムへの参加を勝ち取った。そしてその後も着実にステップアップを続けてきた。

「少し感傷的になりすぎてるわよ。はるかちゃん。」恭子がおどけたように睨んで、そして笑った。

「そうですね・・・。目が回るくらい、毎日変化が激しくって。」はるかが本音を吐いた。

そして、キッとした眼つきに切り替えて、

「まずは恭子さんがワールドチャンピオンを決めてくれないと、私も張り合いがありませんからね。」と言い返した。



ヘヴン TOPへ

posted by 北乃 道晴 at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 059.別れ・・・そして夢へ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする




楽天 ネックレス
エコバッグ
エルメス
落天rakutenの砂時計
モータースポーツ 電動レーシングカート

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。